
通常、クロスへは紙媒体の印刷とは異なり、高画質モードで出力しても、高速モードで出力しても大差はありません。布地という荒い素材のためです。しかし、両者を比較すると、ちゃんと画質の差はあります。コスト重視の印刷会社では、高速モードで印刷をしますが、当社ではクオリティー最重視で時間のかかる高画質モードにて製作しておりますので、仕上がりに違いが出ます。
また製作マシンによっても、仕上がりに違いが出ます。量産梅の輪転型は、大ロッド制作には有利ですが、クロスを固定するメディアを使用することができないため、仕上がりが甘めになる傾向があります。当社が採用するプレス型は、量産には悪いのですが、クロスを固定する糊付きメディアを使用するため、非常にシャープで綺麗に仕上がります。
プリントしたクロスのディテールを確認してください。長1015にイラストをプリントしたものです。通常なら滲みが出てボヤけてしまいやすいですが、細かい箇所までシャープで、しっかりと印刷が出ているのがお分かりかと思います。細かいデザインに対して、高い再現性があります。